第18回中映協映像コンテスト


【喜びの声】 文化・産業部門:大賞
 
愛知県警福祉犯罪防止動画 福祉犯罪被害から子供を守るために
〜児童買春の検挙・被害事例〜
制作社:海BCクリエイション
担当者:制作企画部 三好 康之
今回は、このような賞をいただき、心より感謝申し上げます。

本作品は小学校高学年から中学生、そして高校生、さらには大人までの幅広い世代が視聴する特性から、全世代が理解できる内容にする必要がありました。そのため、過激な描写を避けつつ、いかに自分ゴトとして捉えてもらう、また、SNSで安易に他人と知り合う事により、犯罪に巻き込まれる可能性があるというのを知ってもらう事に主眼を置きました。

その演出手法として、単なる再現ドラマではなく、物語がその後、どのように進展していくのかというワクワク・ドキドキ感を持ってもらうため、ストーリーテラーを採用。さらにロケ地として名古屋市・一宮市・岡崎市・豊橋市のランドマークを登場させ、より親近感を持って、視聴してもらう工夫もしました。

制作プロセスで苦心した点を挙げると、ドラマのカット割り、キャスティングは もちろん、制作スケジュール・香盤など、キリがありません。中でも最も大変だったのが撮影場所の交渉です。テーマが児童買春なだけに最初、話は聞いて頂けるものの、土壇場で断られたりなどとても苦労しました。そんな中でも犯罪抑止のため、撮影にご協力いただいた学校、ハウスメーカー、喫茶店など関係者の皆さんに改めて、感謝をお伝えしたいと思います。

そして、このVTRを視聴した子供たちや大人が被害者や加害者になる事なく、犯罪の抑止効果があれば、それが制作者にとって、何よりの喜びです。




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