2011年中映協セミナー 盛況の中、終了!

中映協セミナー委員会

 

今回のセミナーは、「番組研究」ということで、メ〜テレ「ウドちゃんの旅してごめん」をケーススタディとして取り上げ、
名古屋のテレビ業界で特徴的とされる“街歩き系旅番組”の制作作法についての研修となった。

番組プロデューサー国井篤史さんとカメラマン江口聡さんが登壇し、独特な“ゆるい作り”にしている所以などを
熱く語った。一見して、出演者のキャラクターや思いつきにお任せというスタイルの裏に、果たしてスタッフたちは、どんな演出やカメラワークなどを工夫しているのか。一切“仕込み”なしというのは本当なのか?事前のリサーチはあるのか?前受けしないカメラワークの工夫、別撮り等の工夫など。質疑応答では、他局との番組制作の作法の違いがかなりあることが分かり、興味深い研修内容となった。 番組視聴については、ソニーさんのご厚意で、新製品LEDテレビで行い、
デモンストレーションも行った。 セミナー終了後の懇親会は、メ〜テレのカフェテリアで開催されたが、テレビ局の施設内でのオープンな雰囲気のムードも一味違って好評だった。

セミナーのアンケートについては、総じて番組の作り方を現場クラスの人が語るのは有意義であったという声、また各局の作り方の違いが理解でき良かったという声が多かった。また、番組作りのスタッフの中に、全部同じ会社のスタッフだけで組織するより、違った会社のスタッフも入れたほうが良いという意見も出された。スタッフ交換制度などを検討すべきかもしれない。

中映協セミナー委員会では、今後のセミナー開催に向けて、皆様の意見を大いに参考にしていきたいと思います。
皆様のご協力も、よろしくお願いいたします。

番組研修 メ〜テレ「ウドちゃんの旅してごめん!」2011.10.25
研修参加者 51名 懇親会参加者 53名 (講師2名分招待)
アンケート回収 32名
おもな意見
 ※時代の流れに逆行するようなロケの手法、カメラワーク、編集などは逆に新鮮な感じ。
 ※普段は聞けない他社の制作現場の生の声を聞けたことは役立った。
今後の希望の研修
 ※ニュース(報道)関係の研修、動画配信・IT関連、スポーツ番組の研修
 ※OAディレクター業務、中継業務、VEの技術セミナー、3D映像
 ※特殊機材(クレーン、ハイスピードカメラ、小型民生カメラなど)
 ※制作プロダクションの生きる術



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