《文化映像部門》
『瀬戸市指定無形文化財 「陶芸 織部」 保持者 加藤錦三』 株式会社 名古屋東通 この作品は、瀬戸市指定無形文化財保持者 加藤 錦三先生の織部技法を余すところ無く克明に記録し世に知らしめると共に、将来この映像を見て後世の人が技法の再現ができるくらいの「技法の記録保存」を目的として15分程度にまとめると言うものでした。 加藤先生は非常に個性的な方で、人間性にスポットを当てれば面白いドキュメンタリー番組が作れそうですが、冷徹に手元を追う事、釉薬の配合の比率を厳密に映像で見せる事、その他解り易く見易い映像とする事で正確な技法の記録を目指しました。 先生には事前に打ち合わせを行い、解り易く見易い映像を作るためにカメラの角度を変えて撮影する必要があるため、全く同じ作品をいくつか作って頂く事を了承して頂きました。 このような賞を受賞できた事は、これらの苦労が報われた思いがして無上の喜びであります。 |