【番組部門】 |
『ロケットを運ぶ男達』 |
X中京テレビ映像企画:兼松俊之
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この企画は、今から遡ること2年前、2004年の2月が始まりでした。 当時レギュラー番組のロケで、とある現場へお邪魔していた時のこと。 (改装された瀬戸電が、故郷の瀬戸市に里帰りをするという内容でした) ロケの合間の雑談中、番組内にも登場して頂いた「若社長」こと登内さんの、口から出たのがこの言葉でした!「実はうち、ロケットも運んでるんですよ」 “ロケットを運ぶ!それは絶対に面白そうだ!!” よくよく聞けば、今まで短いニュース枠での取材はあったものの、密着した形での番組はないとのことでした。 ・ロケットが名古屋で作られていること、 ・そのロケット輸送を、地元名古屋の「おっちゃん達」が担っていたこと 恥ずかしながら、全てが初耳。聞けば聞くほどその面白さ、スケールの大きさに引込まれ、何とか企画書を立ち上げ、種子島への取材に伺いました。 私が一番興味を引かれたのは「ハイテクを支えるローテク」。 ローテクという表現が失礼であれば、「ハイテクを支える凄いおっちゃん達」。 普段は気のいい普通のおじさん。取材中、皆さんと何度もお酒を酌み交わし、話をしましたが、本当に楽しく愉快な下町のおっちゃん達なのです。 それが、ひとたびロケット輸送に入れば、とんでもない大きさのコンテナをこれまたいとも簡単に運んでしまう、その技術の高さ、職人技! こんな凄いおっちゃん達が名古屋にいる!それが痛快でした。 今回、名誉な賞を頂いた訳ですが、あくまで凄いのは私達ではなく、「丸登運送のおっちゃん達」だと思っています。私達は、その凄い技術の一端を、テレビカメラで切り取っただけ。そんな思いがしています。 余談ですが、近い将来ロケットを大きくする計画があり、コンテナも長さが3m、幅が1mも長くなるそうです。島中の電柱を移設しないと無理だね。 と笑う伊藤さん。その、時はどんな職人技を見せてくれるんでしょうか? |
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