☆☆☆ 第17回中映協映像コンテスト ☆☆☆

受賞者喜びの声 【一般の部 文化・産業部門大賞】

名古屋城本丸御殿と木曽ヒノキ』 〜守り伝える先人の思いと匠の技〜

 
潟pナ・エンタープライズ
加藤正太

今回、大賞を受賞できたことに対して、制作に携わったスタッフはもとより、出演を快諾いただいた木曽町の池田さん、中津川の内木さん、また幾度も一緒に山に分け入ってもらった営林署の皆さん、そして制作費を捻出してくださった愛知県遊技業協同組合さんとともに受賞の喜びを分かち合いたいと思います。

総工費150億円、約10年かけて復元された名古屋城本丸御殿には、大工、左官、石工、屋根職など古来より日本文化を支えてきた匠の技が凝縮されています。このような後世に残る大事業を映像に残すという稀有な機会に恵まれたことにとても感謝しています。本当にありがとうございました。

 完成までの約2年間に亘って撮影を敢行しました。復元中の御殿では撮影機材の取り扱いはもちろんのこと、歩く場所や天井の高さに至るまで細心の注意を払い行動しました。また木曽ヒノキの産地である木曽町や中津川の山中では、砂利道や雪道を突き進みました。こうして本作品は完成したのですが、私の浅はかな知恵と技術では、現代の至宝・名古屋城本丸御殿とその復元を支えた木曽ヒノキの魅力を十分に伝えられたかどうか。やはり「百聞は一見に如かず」です。ぜひとも皆さんに本丸御殿へ足を運んでもらい、その素晴らしさをご自身の目で確かめていただきたいと思います。

そして最後に、「名古屋城本丸御殿と木曽ヒノキ〜守り伝える先人の想いと匠の技〜」の映像制作において、職務を越えて多大なるお力添えを賜りました市職員の方々に改めて感謝申し上げます。



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