《文化・教育部門》

『ユダヤ人の記憶に生きる日本人〜杉原千畝〜』

株式会社パーム
プロデューサー 内藤 誠司

この度は第12回中映協映像コンテスト「文化・教育部門」大賞にご選出いただき、ありがとうございました。

『ユダヤ人の記憶に生きる日本人〜杉原千畝〜』は、
隠れた「歴史的な真実を後世に残したい」という思いから制作を続けている自主制作シリーズです。
杉原千畝(ちうね)の物語は映像や舞台など数多くのコンテンツが存在します。
しかし、まだまだ日本人でも杉原千畝を知らない方がたくさんいます。
今回は、杉原千畝に命を授けられたユダヤ人の記憶を通して、杉原千畝という日本人をクローズアップしました。

1940年、杉原千畝のビザでポーランドから逃れたユダヤ人(サバイバー)は当時6千人以上でした。
その逃避行を体験されご苦労されたサバイバーの方々に、イスラエルの新聞で告知し集まっていただきました。

ヘブライ語でのインタビュー対象者は20名を越えました。奇跡のビザを発給され、命がけの旅を続けたユダヤ人は、すでに90歳以上と高齢で、ほとんどの方が亡くなっています。しかし親の数奇な体験は子や孫にしっかり語り継がれていました。そして大切に保管された当時の杉原ビザや、日本に滞在した折の写真などと共に、日本人に対する感謝の気持ちも全く失っていないことに感動を覚えました。

次回作の企画も進んでいます。隠れた「歴史的な真実を後世に残したい」という強い思いで、これからも良い作品創りに挑戦していきたいと思います。




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