《番組部門》

『はやぶさ2 飛翔せよ 名古屋の宇宙少年 ただいま57歳』

株式会社 CTV MID ENJIN
 兼松俊之

ひとつの判断ミスで、100億円が吹っ飛ぶ世界。
そこには、凡人にはとても計り知れない「プレッシャー」との戦いがありました。
100かゼロか。
ロケット打ち上げに関して全ての責任を負う男、それが今回の主人公。
そんなスゴイ人が、名古屋にいるなんて…!
それが取材を始めるきっかけでした。

三菱重工業に勤務する二村(にむら)幸基(こうき)さん、57歳。
一見コワモテの仏頂面。
小学生の頃、アポロ11号の月面着陸を見て、宇宙へ夢を馳せた少年です。
そのまま大人になって、宇宙少年はただいま57歳。

究極の重圧、とてつもない緊張感。
その向こう側に広がるのが、『夢』や『誇り』。そんなことを感じた取材でした。
夢って抱き続けることが大切なんですね。
種子島、はやぶさ2の打ち上げを見に来ていた、子ども達のキラキラとした目。
この中から、本当に未来の宇宙飛行士が出てくるんじゃないか!
そんな夢想をしてしまう程、「宇宙」というキーワードには夢が詰まっています。

今回は、厳しい取材規制との戦いでもありました。
打ち上げ本番時、管制室内の撮影はJAXAを始め関係機関とのせめぎ合い。
カメラを回すまで、途方もない時間と労力を費やしました。

番組趣旨をご理解頂き、取材に協力頂いたJAXA様、三菱重工業様。
また、番組に関わった全てのスタッフに感謝を申し上げます。
今回は名誉な賞を頂き、本当にありがとうございました。

 





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